被写体の全身を綺麗に撮影したいのに、画像が歪んでしまう。
ありのままに全身を撮影したいのに、人物の足が長くなったり短くなったりしてしまう。
ありのままに被写体の全身を撮影するのにコツがあれば知りたいです。
こういった疑問に答えるよ!
デザイナーの@Naoyaです。
目次
- 被写体をありのままに撮影する4つのコツ
被写体をありのままに撮影する4つのコツ
- 基本広角で撮影しない
- 被写体の中心とカメラの高さを合わせる
- 被写体と平行に撮影する
- 三脚を利用して位置を固定する
被写体をありのままに撮影するコツはこんな感じ。
順番に見て行こう!
基本広角で撮影しない
被写体をありのままに表現したい場合は基本的に広角のレンズは使用しません。
理由は歪んで写ってしまうからです。
人が見ている視点と同様と言われているのは50mmと言われています。
被写体をありのままに表現したい場合は最低でも50mm以上のレンズを選択しましょう。
Planar T* FE 50mm F1.4 ZA
こちらはSONYの50mmの単焦点レンズになります。
EF50mm F1.2L USM
こちらはCanonの50mmの単焦点レンズになります。
AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
こちらはNikonの50mmの単焦点レンズになります。
近いもの=広角で撮影するではありません。
広角って何ですか?
広角とは35mm以下のレンズのことです。
なので繰り返しになりますが、被写体をありのままに撮影する場合においては、広角レンズは選択しません。
被写体の中心とカメラの高さを合わせる
被写体の中心とカメラの高さを合わせます。
なぜかというと、カメラの高さによって被写体の写り方が変わってしまうからです。
人物撮影で考えてみる
- Aさん 人物の中心よりもカメラ位置を高くして撮影=モデルさんの足が短く見える
- Bさん 人物の中心よりもカメラ位置を低くして撮影=モデルさんの足が長く見える
- Cさん 人物の中心のカメラ位置で撮影=モデルさんは見た通りに写る
この場合、Cさんがモデルさんを見た通りに写すことができる。
基本的に人物の中心はお腹の辺りになります。
モデルさんの身長に合わせて中心の位置は臨機応変に対応するのが良いです。
また、ローアングル過ぎると鼻の穴も見えてしまうためそれを嫌うモデルさんもいます。
質問:ローアングルって何ですか?
ローアングルとは被写体を下から撮影することです。
なので、ありのままに被写体を撮影したい場合はカメラの高さを被写体の中心の高さに合わせて撮影を行います。
被写体と平行に撮影する
被写体と平行に撮影をします。
被写体と平行でないと、角度がついてしまうからです。
カメラに水平器が搭載されているものがほとんどなのでカメラで平行をとりましょう。
こちらエビスダイアモンドの水平器です。
万が一に備え、水平器単体で持っておきたいという方は検討するのもありだと思います。
またアクリルの水平器は物撮り等をする時に扱いやすいのでおすすめです。
体験談:プロは常に万が一に備えている
実際に様々な現場で様々なカメラマンを見てきましたが、皆さんは常に万が一に備えて準備をしています。
水平器もそうですが、カメラの予備やバッテリーの予備など様々です。
なので繰り返しになりますが、被写体と平行に撮影をします。
三脚を利用して位置を固定する
撮影時に三脚を利用して位置を固定します。
なぜかというと、構図が固定でき、ぶれないからです。
三脚を利用した場合と利用しない場合を比べてみる
- Aさん 手持ちで撮影=1枚1枚構図が変わりぶれてしまう
- Bさん 三脚を利用し位置を固定して撮影=構図の安定した撮影
この場合、Aさんは角度がついてしまったりぶれたりしてしまうが、Bさんは三脚で位置を固定しているので綺麗に撮影することができる。
軽すぎる三脚はおすすめしない
軽すぎる三脚はおすすめしません。
なぜかというと、万が一三脚にぶつかってしまった時にふらついてしまうからです。
最悪の場合、カメラや機材が壊れます。
GITZO 三脚 マウンテニア 2型 カーボン 4段 GT2542
こちらはハイブランドのGITZOのカーボン材質の三脚になります。
お財布に余裕がある方でブランドに拘りたい方は選択の一つとしてありだと思います。
Manfrotto プロ三脚 190シリーズ カーボン 4段 MT190CXPRO4
こちらはManfrottoのカーボン材質の三脚になります。
基本的にどちらも十分な耐荷重がありプロ用の三脚なので、スタジオ等で位置を固定して撮影するには最適です。
なので、繰り返しになりますが三脚を利用して位置を固定します。
自分の撮りたいイメージを表現することも大事ですが、ECやブツ撮り等、見た通りに被写体を撮影することは業務で意外と頻繁にあるので当記事が役に立てば幸いです。
この記事で紹介した撮影機材まとめ