【撮影中】カメラマンアシスタントの仕事内容【常に周りに気を張れ】
カメラマンアシスタントの撮影中の仕事内容が知りたい。
撮影中にはどんな機材を利用するのだろう?
撮影中のカメラマンアシスタントの仕事内容や機材が気になるので知りたいです。
こういった疑問に答えるよ!
デザイナーの@Naoyaです。
目次
- 撮影中のカメラマンアシスタントの仕事内容
撮影中のカメラマンアシスタントの仕事内容
- 商品や物を動かす
- フォーカスをチェックする
- 写真を比較する
- ライトの位置を調整する
- ファイル名をリネームする
- バッテリーの充電を確認する
- シャッターを切る補助をする
- スタジオマンに指示を出す
カメラマンアシスタントの仕事内容はこんな感じ。
順番に見て行こう!
商品や物を動かす
撮影する商品や周りに映り込む物を動かします。
何故かというと同じ商品でもイメージカットを複数撮影するからです。
イメージカットの例
- 正面からの撮影
- 左側からの撮影
- 右側からの撮影
例えば上記のとおり。
撮影する向きが変われば商品を動かす必要があります。
商品に触れる時は、白手を利用します!
質問:白手ってなんですか?
白手とは商品に指紋がつかないように利用する手袋です。
なので繰り返しになりますが、白手を利用して商品や物を動かします。
位置をバミル
商品や人物を撮影する際に位置をバミります。
バミるとは、商品や人物等の被写体の位置がずれない様にする為の目印です。
- 商品をバミル
- 人物をバミル
上記のとおり。
それぞれ順番に解説します。
商品をバミル
商品をバミル時には、アクリルブロックを利用します。
商品の角にブロックを二つ置くことで、位置を変えずに商品を入れ替えることが可能です。
人物をバミル
人物をバミル時には、テープを利用します。
テープで目印をつけることで、モデルさんが立ち位置に迷うことがなくなります。
フォーカスをチェックする
フォーカスをチェックします。
何故かというと常にピントがずれていないかの確認をする為です。
撮影後に全てピントがずれていたら、モデルもクライアントも呆れます。
体験談:フォーカスがぶれていたことに気づかなかった
実際に自分がカメアシを行なっていた頃、フォーカスがぶれていることに気づかずに迷惑を掛けてしまいました。
カメラマンが恥をかかない為にもフォーカスはアシスタントが厳重にチェックを行います。
写真を比較する
撮影中に一旦撮影をとめて写真を比較します。
何故かというと写真がクライアントの意図に沿っているかを確認する為です。
確認する場合と確認しない場合を比べてみる
- 確認しない=今どんな写真が撮れているのか分からない
- 確認する=良い写真が撮れているので次のカットへ移る
上記のとおり。
定期的に確認を行うことで撮高が確認できるので、進行がスムーズ。
その他の細かい対応
- 何が見たいのかを察して画像を表示する
- クライアントのお気に入りにチェックを入れる
ライトの位置を調整する
ライトの位置を調整します。
何故かというと撮影するカットに応じてライトの位置が変わるからです。
- 商品Aの撮影=ライトを商品の上に配置する
- 商品Bの撮影=ライトを商品の横に配置する
- 商品Cの撮影=商品Bのライト位置で微調整する
例えば上記のとおり。
大胆にライトのセットを変える場合もあれば、ライトの位置を微調整して対応する場合もある。
ファイル名をリネームする
ファイル名をリネームします。
何故かというとカタログ撮影などの商品が複数ある場合に撮影時にリネームしておくと後々便利だからです。
撮影時にリネームした場合とリネームしていない場合を比べてみる
- 撮影時にリネームしない=後々どの商品がどの写真なのか判断がしにくい
- 撮影時にリネームする=どの商品がどの写真か判断しやすい
上記のとおり。
リネームすると商品名と写真がリンクするので、後々の管理がしやすい。
バッテリーの充電を確認する
バッテリーの充電を確認します。
バッテリーが切れてしまったら仕事にならないからです。
撮影中のバッテリー確認
- カメラのバッテリーをチェックする
- 予備で持ってきたバッテリーをチェックする
- 予備のバッテリーを充電する
上記のとおり
それぞれ準備に解説します。
カメラのバッテリーをチェックする
撮影中のカメラのバッテリーは常に確認をします。
撮影中に充電が切れてしまったら流れが悪くなるからです。
モデルの機嫌を損ねたらお終いです。
予備で持ってきたバッテリーをチェックする
予備で持ってきたバッテリーの確認もします。
何故かというとバッテリーの残量の合計で後どのぐらい撮影できるかの目安が分かるからです。
バッテリー1個が4時間撮影できると想定して考えてみる
- バッテリー1個=4時間撮影可能
- バッテリー2個=8時間撮影可能
- バッテリー3個=12時間撮影可能
上記のとおり。
1個のバッテリーの目安が分かっていればバッテリーの個数で可能な撮影時間が掴める。
予備のバッテリーを充電する
予備のバッテリーを充電します。
予備で持ってきたバッテリーが充電されていない場合があるからです。
ロケ先でも充電経路を確保する
- 現場のコンセントを借りる
- パソコン経由で充電する
上記のとおり。
シャッターを切る補助をする
カメラマンが手持ちで撮影していない場合はカメラマンアシスタントもシャッターを切ります。
撮影中にカメラマン本人がライトや商品の微調整を行う場合もあるからです。
アシスタントがシャッターを切る場合とカメラマンがシャッターを切る場合で考えてみる
- カメラマンがライトを調整→カメラ位置に戻る→シャッターを切る
- カメラマンがライトを調整→アシスタントがシャッターを切る
上記のとおり。
この場合、アシスタントがシャッターを切った方が進行がスムーズ。
スタジオマンに指示を出す
撮影する場所がスタジオの場合はスタジオマンに指示を出します。
何故かというと、カメラマンのライティングを一番理解しているのはカメアシだからです。
撮影現場の指示の流れ
カメラマンがカメアシに現場の指示を伝える→カメアシがスタジオマンに指示を伝える→チーフのスタジオマンが現場のスタジオマンにまとめて指示を行う
上記のとおり。
撮影中はシャッターをメインに切る以外の事は基本的にカメラマンアシスタントが行います。
撮影中の進行をスムーズに運ぶのはカメラマンよりもカメラマンアシスタントの動きと言っても過言ではないです。
どんな現場でも迅速に動ける様になるとカメラマンも現場の方も助かります。
この記事で紹介した撮影機材